[postfix-jp:626] 中継メールサーバーの構築について（結果報告）

["Tadanobu Nakamura" <nakamura@xxxxxxxxxxxxx>]

中村＠＠東京です。
仕事の都合で一月程放って置いて、今週再開し、ようやく
解決しましたので、今更ですがご報告します。

結論からいうと、設定の問題でなく、参照するＤＮＳの問題
だったようです。

問題の概略は、以下の構成で、
　・中継メールサーバーは外部ＤＮＳを参照し、
　・自ドメイン宛メールを社内メールサーバーに配送するため
　　transportで社内メールサーバーを指定
したところ、
　・外部からのメールに対し「ＭＸに自分自身がかかれている
　　ので、ｌｏｏｐするから×」というようメッセージをつけてメール
　　受取を拒否してしまう
という内容でした。

Internet
　　｜
　Ｆ／Ｗ─中継メールサーバー
　　｜　　　※外部DNSのMXは、中継メールサーバー
　　｜
　　社内メールサーバー

そこで中継メールサーバーに独自にＤＮＳを立て、自ドメインの
ＭＸを社内メールサーバーを指定し、かつtransport定義する
ことで、解決しました。

今回の件から推測すると、中継メールサーバーにするため、
mydestination等の設定でそのサーバーがメールの終着サーバー
とした場合、ｐｏｓｔｆｉｘは、
　・transport指定があっても、まずＤＮＳを参照する。
　・ＤＮＳ参照後、transport指定があれば、そこに配送する。
　・transportがないと、自ドメイン宛てのメールは、留め置く。
という動作をするようです。
「transportの処理をした後、ＤＮＳを参照する」という思い込みが
あって、解決が遅れてしまいました。

ちなみに、transportの指定をはずすと、中継メールサーバーに
メールがとどまり、これにログインすると「you have mail」と言って
きました。

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